今日も、雨の心配をしながら、現場の養生が出来ているか
確認しながら、サッシ取付の開口の間違いがないかチェックしに
行ってきました。
午前中は、設計の方で耐震等級2を満足させるためにCADとにらめっこでした。
現場に着いた時には、もう雨の養生は完了していて大工は工事の方を進めていました。
明日も雨が降りそうなので、内部の木製建具の高さの指示を佐藤に任せ、自分は、
佐藤がチェックし終わった筋交いのチェックを別の日になる今日、行いました。
筋交いの向きや、接合金物のチェックはかなりしっかりと見てきました。
L字に斜めの材料(筋交い)に取り付いているL字の金物が筋交いの金物
です。
この手の構造金物は、付属のビス(ねじ)で固定するのですが、
ビスが浮いていたり、斜めに入り込んでいて、ビスが均一に
金物に当たっていないと試験のデーター値より下回って
しまう可能性があるので、ビス一本づつ確認していきます。
今回の物件はロッケット工法なので他のホールダウン金物
や柱の柱頭・柱脚のL字金物はほとんど必要がありません。
無垢材の使用できる金物工法は調べると意外と試験データ
を持っている金物は出てきません・・・。
ロケット工法の良い所は、材種として強度試験を他のメーカー
が集成材で行っている所を、無垢の柱・梁でも行っている為、
無垢の柱・杉や桧の背割れ有り、米松や杉の梁材が利用できるのです。
これは無垢材を使いたい方にはお勧めの高強度接合金物です。