T・S様の建て方から二週間くらい経ちました。
現場では大工職の工事は筋交いを入れ外の間柱
と言われる下地を入れる作業と、ベランダの床作りが
進められていきます。
当社では、筋交いの大きさを105×45の米松と言う樹種
でやっています。計算上は90×45ですが、幅だけ少し大きめ
のものを使います。
この筋交いの幅の違いが計算上の数値と、現場に入った材料との
強度のばらつきに対して有効だと考えています。
以前講習へ行った時も、○○大学の教授の先生が
耐震の為に余力を考えて計算するのも勿論有りですね・・・。
と話していました・・・。当社も筋交いと構造用面材で耐力を考えていますが、
計算にない所に筋交いを足すと構造上の耐震金物(引抜力)に対しての
金物が多くなる為、筋交いに対しては、計算と同じ数を入れ、
依り丈夫な幅が一回り大きい筋交いにて対応しています。
他、外壁側ではサッシが取り付けられる位置等が
見た瞬間に判るほどの格好になってきています。
この頃の天気と気候は大工職人には風邪の引きやすい
気候で体調管理も大変ですが、工事が進んで行くのは
楽しいものです。