何でも基礎が大事です。

基礎工事の役割

基礎工事の役割の1つとして、土台から伝わる建物の加重や、建物に加わる地震や風などの力を均等に地盤に伝えられることが挙げられます。

また、もうひとつの役割は、地盤面の湿気から土台や柱を守ることで、床下の通気性も重要です。基礎を高くしたり、床下の地盤全体をコンクリートで覆ってしまうべた基礎などがあります。(布基礎コンクリートの場合でも、布基礎終了後に防湿コンクリート厚み60~80を打つ方法もあります。)

 

地盤調査

家づくりのプランが決定したら、地盤に家を支える力があるかどうか、地盤調査します。当社は、スウェーデン式サイディング法で調査しております。

スウェーデン式サイディング法は、敷地の数ヶ所に鉄の棒を地面に突き刺し、荷重をかけ、どの程度沈んだかを計測して地盤の支持力を算定します。その結果に応じて、軟弱地盤などは地盤改良工事など(軟弱地盤が浅い場合)を行います。又、軟弱地盤が深い層まで続く場合は鋼管杭工法を採用しております。

 

べた基礎を採用しています

一般的に木造住宅の家づくりの基礎工事では、布基礎とべた基礎の2通りが主です。当社は、べた基礎を採用しています。床下の地盤面からの湿気が上がってこないように、建物の下一面に土間シートを全面に敷き、鉄筋入りのコンクリートを敷き詰め、面で家づくりを支えます。床下の湿気防止には絶対的な効果があります。

 

床下の換気に開閉式床下換気孔を採用

床下の湿気・通風を確保するために、当社は床下換気孔を採用しています。当社とは別の方法で、基礎パッキンを使用し、基礎と土台の間に2.0~2.5cmのすき間をつくって通風をする方法があります。今はこの基礎パッキンの方が主流になっております。

 

白アリについて

土台・大引等には、白アリの嫌う桧材・ヒバ材・防蟻防腐処理済等の土台・大引を使用し、全て乾燥材の使用するので白アリのエサになりません。白アリは湿っている材木を好んで食べます。全て乾燥材ですから、乾燥していれば白アリのエサにはならないのです。

材木が湿っているなどがあれば白アリの心配もしますが、当社で建てた住宅は乾燥材の使用とべた基礎のおかげで床下等に湿気は全く見られません。

15年位この方法で行っていますが、床下が湿気る、白アリの被害にあったことは今までに一度もありません。べた基礎と床下換気孔開閉型の採用で、温熱環境にも貢献するのです。

 

平屋から3階建てまで同じべた基礎を採用

当社は、平屋建てから3階建てまで同じべた基礎を採用しております。建物全体の加重からしても、平屋・2階建てには十分に対応することができます。なぜ同じべた基礎かといえば将来、平屋建て・2階建ての場合、増改築等も考えられるからです。そうなった時でも十分に耐え得るだけの基礎工事にしてあれば、将来に向かってより安全な方法といえます。

 


片山嘉浩 の紹介

工務店の社長として設計から施工管理・現場仕事までこなしています。 お客様の大事な住宅づくりに当社の独自のアクセントを加えてより良い 住宅にしていくお手伝いをさせて頂いています。自分なりの設計や 現場へのポリシーも大切にしながらお客様と作り上げています。 住宅造りは専門用語の方も多くわかるづらい事もなるべく専門 用語を使わず説明しています。
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